世田谷区 東急電鉄田園都市線 用賀駅から徒歩6分程にある「玉川台二丁目五郎様の森緑地」において、世田谷区から委託を受けた「腐葉土作り」「花のプランター作り」「かぶと虫飼育」そして「玉川台二丁目五郎様の森緑地」自体の維持・管理作業を障害のある職員と障害のない職員が協力しながら実施しています。
2017年度より準公園扱いとなった事で、来園者も増え、夏のイベント「かぶと虫のカーニバル」等を楽しんでいただいています。
■ 2023年度も特に大きな事故もなく、無事に作業を終えることが出来ました。
■ 偶数月に定例会議を開催しています。
マニュアルは暫定版を作成しました。今後、日々の作業をやる中で加筆修正をして、より使いやすいものに変えていくつもりです
■ 8/12(土)に交流会を開催しました。残念ながら開催日の決定が遅れたため、周知が行き届かず、参加者は少数でした。
■ 2023年度は例年より早く7/7(金)〜8/31(木)にかぶと虫の飼育小屋を開放して、多くの人たちにかぶと虫を見て、触れ合ってもらう「カブトムシのカーニバル」を開催しました。
■ 登録ヘルパーの方に作業や清掃などを手伝ってもらう機会は増えてきています。
■ かぶと虫の専門業者から幼虫、エサ等を購入した際に幼虫飼育についてのアドバイスを受けました。今後、つながりを深め、専門知識の習得を目指します。
■ 数年前から、余った花の苗を来園者に持っていってもらうサービスを始めていますが、その後は新しい企画は出来ていません。
■ 通所施設や特別支援学校への働きかけは出来ませんでした。
区内の公園などの腐葉土になりやすい木(ケヤキやサクラなど)の落ち葉を700袋ほど収集して、丹念にゴミを取り除き、ゆっくり熟成させ良質な腐葉土を作りました。
作った腐葉土は環境をテーマにしたイベント、フラワーランドで使用されるなど、区の緑化活動に貢献しました。
花の咲いたプランターを障害者関連施設21ヵ所に夏・春の2回、合計210プランター配布しました。花の種類はマリーゴールド、マツバボタン、コリウス、おじぎ草、パンジー、ノースポール、ネモフィラです。2023年度は、前年度より配布数は増えました。
プランターの配布先は表のとおりです。
配 布 先 | 夏 季 | 春 季 | 合 計 |
---|---|---|---|
烏山福祉作業所 | 5 | 5 | 10 |
砧 工 房 | 5 | 5 | 10 |
桜上水福祉園 | 5 | 5 | 10 |
ふらっと | 5 | 5 | 10 |
下馬福祉工房 | 5 | 5 | 10 |
世田谷福祉作業所 | 5 | 5 | 10 |
岡本福祉作業ホーム | 5 | 5 | 10 |
玉川福祉作業所 | 5 | 5 | 10 |
玉川福作等々力分場 | 5 | 5 | 10 |
九品仏生活実習所 | 5 | 5 | 10 |
駒沢生活実習所 | 5 | 5 | 10 |
三宿つくしんぼホーム | 5 | 5 | 10 |
すまいる梅丘 | 5 | 5 | 10 |
すきっぷ | 5 | 5 | 10 |
千歳台福祉園 | 5 | 5 | 10 |
奥沢福祉園 | 5 | 5 | 10 |
玉堤つどいの家 | 5 | 5 | 10 |
わくわく祖師谷 | 5 | 5 | 10 |
上町工房 | 5 | 5 | 10 |
泉の家 | 5 | 5 | 10 |
グループホーム桜上水 | 5 | 5 | 10 |
プラスチックケースと飼育小屋で幼虫を約686匹飼育し、159匹のかぶと虫が羽化しました。羽化数は前年度より増えました。
2023年度も配布する機会がありませんでしたが、その代わりに緑地内の飼育場に放し、見学者に見てもらう数が増えました。その際に、スタッフがかぶと虫の生態や飼育方法の説明などをして、見学者に好評でした。
2017 年度より新しくなった「玉川台二丁目五郎様の森緑地」の維持・管理を引き続き区から受託しています。内容は年末年始以外、年359 日、朝・夕の門の開閉や緑地内、周辺道路の清掃、枝切り、簡単な補修作業などの日 常的な業務で、問題無く行いました。